
皮膚の角質を小さな魚についばませて除去するというケアを取り入れたスパの数は、昨年1年間で大幅に増加しました。中国で通称"ドクターフィッシュ"と呼ばれる魚が、角質除去に使われているとの情報が、米国に入ってきたのはわずか2年前のこと。この魚を使ったケアは瞬く間にホットなトレンドとなりましたが、このたび、多くの州でこの方法が禁止されることになりました。
米紙『ウォールストリート・ジャーナル』によると、少なくとも14の州がすでに禁止の処置を取っているとのこと。これらの州で、すでに魚と水槽を購入済みのサロンのオーナーたちは、怒りをあらわにしています。
問題とされたのは、魚の消毒。当たり前の話ですが、サロンで使用する道具のように魚を消毒するわけにはいきません。こういった衛生面での問題を懸念する動きに対し、「1回ごとに水槽を代え、清潔な水を使用すれば大した問題ではない」という意見もあがっています。これには消毒できないからといって、魚を施術に1回使用しただけでは変えられないというサロン側の事情もあります。 "ドクター・フィッシュ"はもともと高価な魚で、1回使っただけで廃棄しては採算が取れないのです。米国で最初にこの魚を使って施術したジョン・ホー氏が、魚1万匹に支払った金額は、何と4万ドル(約390万円)。この値段には水槽とエサ代は含まれていないというのですから驚きです。
各州はそれぞれで条例を制定し、この問題に対応する構えのようです。といっても、時が経ち、また他のコスメやスパメニューが登場すれば、規定も変わりそうですね。